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2015年09月16日

場にいる事

 オーマの号令と共に、山賊が布団に向けて刃を向ける。
 布に刃物が太刀打ちできるはずもなく瞬く間に細切れにされ、さっきまで布団だった布がヒラヒラと辺りを漂っている。
 ……今更だが山賊達がガチで戦っている所、初めて見た。
 闘気……とでも言うべきか、うまく言えない雰囲気が彼らを包み、何の躊躇もなくその手に取った武器を相手に向かって”一閃”
 その迫力に気圧され、情けない事に僕は、いつの間韓國 午餐肉にかしりもちをついてしまっていた。

「姉さん! 中には何もいません!」

「逃げられた!? くっそ、どこいった!」

……この光景、どこかで見た事ある。
 ヒラヒラとした布に向かって攻撃を仕掛けるも、のらりくらりと躱され続け、やっとの思いで当てたと思いきや、中身は何もない”空”……


(モノクロ……ここはお前の居場所じゃない!)

(消えろッ!)


「ま……さか……」


 来ているのか――――”モノクロ”が!


「気配はまだ感じるわ。いるわよ――――」

「総員、要警戒!」

『アイアイサ!』

 朝日の光が大地を照らし、その間に存在する木々が地面にその雋景形を写した影を置いている。僕らの喧騒で木々が驚いたようにザワザワと揺れ、そしてその動きを影が忠実に再現している。
 気配を感じる術など僕にはないが、布団の中身がまだこのは、僕にもハッキリわかる。
 何故なら……



 いる……草と擦れたような音が、僕らの周りを円を描くように鳴り響く。
 シュッシュッシュっと、周を増すごとにハッキリと聞こえるその音は、段々と大きくなってくる。
 間違いない。それは円を描きながら、確実に願景村”近づいている”
  

Posted by 千言萬語說不清 at 11:10Comments(0)