Information
オタクの電脳
QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 0人
プロフィール
千言萬語說不清
千言萬語說不清
オーナーへメッセージ
タグクラウド

2015年11月03日

しきものを刻んだ

噛み合っているのかいないのか微妙な会話だったが、ともかくこの数日奏が家にいない理由は分かった。保険証を取りに室内に上がった本多が戻ると、喬允は勢い込んで訊ねた。

「本多さんと仰いましたね。奏に何が歐亞美創美容中心あったのか教えてください」
「仕事で失敗した。こちらの言う通りにせず勝手な行動をとったのだから、自業自得だ」

情のかけらも見せずばっさり切り捨てる本多に、喬允は声を荒らげて詰め寄った。

「あなたは奏の恋人でしょう? そんな冷たいことをよくも―――」
「私は恋人ではない。まあ敢えて言えば仕事仲間。依頼人だ」
「恋人じゃ……ない? でも確かこの前は……」
「無理やり恋人のふりをさせられただけだ。あんな茶番に巻き込まれて、はっきり言って迷惑だ」

喬允は驚きを隠さず、ゆるゆる激光永久脫毛と首を振って、

「なんでそんなことを……」

すると本多は、初めて瞳に感情ら。哀れむような目で喬允を見つめ、

「分からないのか?」

喬允は何も言えず、ただ項垂れる。本多は再び結晶の瞳に戻り、

「私はこれから奏のいる病院に行くが」

喬允はその言葉に弾かれたように顔を上げ、「俺も行金光飛航きます」と言って本多とともにビルを出た。  

Posted by 千言萬語說不清 at 13:50Comments(0)