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2015年11月16日

目を逸らす

 小さいと言われて反論しようと思ったが、こうもマイペースだと反論する気も失せてしまい、健人は何も言わずにツバサを見た。物凄くマイペースだけれど、嫌味がなくて、思ったことをすぐ口に出してくれるから一緒に居て楽だった。
「俺のことはツバサでいい。俺もお前のこと、健人って呼ぶし」
「……は!?」
「なんか、健人と一緒にいると、落ち着く。煩くないし」
 そう言われて、少しだけ嬉しくなった。けれども、その言葉pretty renew 雅蘭に喜びきれず、健人は俯いてしまった。誰かからこうして、一緒にいると落ち着くなんて言われたことは無かった。だから、喜ばしいけれど、それを言ってほしい相手はツバサではない。脳裏に、歩の顔がよぎった。
「健人!」
 遠くから名前を呼ぶ声がして、二人は一斉に振り向く。公園の入り口には歩が立っていて、早歩きでこちらに近づいてくる。その顔は少し怒っているようで、健人は。どうして、ここまで来たんだろうか。理由は分からない。この前と同じように遅いから気になって様子でも見に来たんだろうか。優しくしてくれればしてくれるほど、苦しくなっていPretty renew 代理人くのが分かった。
「あれ、一緒に居たの林だったんだ」
「……俺がいたら、悪かったのかよ」
「いや?」
 歩はにこにこと笑いながら、目の前までやってくる。ちょうど、健人とツバサの間に立って、二人に目を向ける。黙ったまま、何も言わずに、数分が経過した。ジリジリと蝉の鳴き声だけが、この空間での音だった。
「えーっと、あっれ? なんか、邪魔した?」
 気まずくなった歩が二人にそう言うが、健人もツバサも答えなかった。邪魔をしたわけではないが、なんとなく歩がいると気まずい。健人は歩を見上げてから、そっと目を逸らした。
「……あのさ」
 健人の隣にいたツバサが少し不機嫌そうに歩へ話しかける。先ほどよりpretty renew 雅蘭も低くなった声音に、健人は驚いてツバサを見た。煩いと言っていただけあって、ツバサは歩のことが嫌いなんだろうか。
「お前ら、仲悪いの?」  

Posted by 千言萬語說不清 at 13:16Comments(0)